こんにちは、しましまです。
林先生が驚く初耳学を見ていたら、大学人気ランキングのからくりを暴くという事で、
人気ランキングの裏事情と、本当に注目すべきランキングとは何か?紹介されていました。
今後大学を受験される方には参考になる情報かと思うので、ご紹介したいと思います。
大学人気ランキングの裏側とは?
出展:http://toyokeizai.net/
番組内で例に挙げられていたのは、こちらの「私立大学志願者数ランキング」です。
1位は「近畿大学」となっています。
TOP10に、私立大学で有名な慶応大学は入っていないですね。
このランキングを見る時に、注意すべき点があるという事です。
それは、最近の試験では、一人の受験生が1回の試験で、複数の学部を受ける事が出来る大学が増えているそうです。
一人の学生が、同じ大学の複数の学部(例として、三か所)を志願した場合、
総志願者数は、一人ではなく三人とカウントされるんだとか。
その為、志願者数ランキングが、本当に人気をそのまま表しているのかどうかは、
良く考えて、ランキングの数字は慎重にとらえた方が良いとの事でした。
林修先生が重視する大学ランキングとは?
林修先生が、毎年チェックしているランキングが、
「高被引用論文数の分析によるランキング」だそうです。
「高被引用論文」とは何か?という事が気になるのですが、
大学の各研究分野において発表された論文で、優れたものは、世界中の学者が引用をして、さらに研究を進めて行くのですが、
その引用をされた論文の数が、世界の上位1%に入る、卓越した論文を指す言葉だそうで、
その世界トップ1%に入る論文を発表した数で順位をつけたものだそうです。
ちなみに、総合ランキングはこちらです。
引用:https://clarivate.jp/news-releases/2017-04-13-esi2017
【データ対象期間】
2006年1月1日~2016年12月31日 (11年間)
この論文ランキングは、22分野に分かれているのですが、
「材料科学」という分野を見ると、「山形大学」が第7位に入って来ていて、慶応義塾大学よりも高い順位です。
引用:https://clarivate.jp/news-releases/2017-04-13-esi2017
この分野を勉強したい学生にとっては、一般的に人気のありそうな慶応大学よりも、
山形大学の方が世界的に凄い研究をしていて、魅力のある大学という事になります。
「植物・動物学」という分野では、第7位に「岡山大学」が入っています。
引用:https://clarivate.jp/news-releases/2017-04-13-esi2017
統計によって、順位は大きく変わってくるので、自分が何を重視するかに合わせて、
ランキングをうまく活用することが大切という事でした。
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